「地域圏フードシステムの構築をめざして」
その2:人々の暮らしと食料へのアクセス状態
企画趣旨:
・ 近年国際的に、地域圏単位でフードシステムを見直し、再構築する動きが進んでいます。とくに人口の多くが集中する都市圏への着目が、FAOのポジショニングペーパー(2009)、ミラノ都市食料協定(2015)、それと結びついたEUの都市における都市フードシステムの転換(2019)にみられます。
・ 本企画では、このような国際的な動きをフォローアップしながら、とくにフランスにおいて広く取り組まれ始めている地域圏フードシステムの確立を目指す「地域圏食料プロジェクト」を取り上げ、日本での実行可能性を論じたいと考えます。
・ 日本では、農業基幹従事者の激減が間近に迫り、都市の超高齢化や経済格差の拡大が進み、大災害や感染症のパンデミックなどクライシスが頻発しており、持続的なフードシステムのあり方を問い直すことが必要になっています。
・ すべての人々への多様で、質の良い、安全で十分な食品の供給が実現できているか、それを実現する持続的なフードシステムを構築するには何が必要か、自治体のリーダーシップのもとに、地域圏のすべてのフードシステム関係者(専門職業者、自治体、消費者)の繋がりの強化し、関係者自らが議論し、その方策を探ることが必要とされているのではないでしょうか。
・ 研究会を連続して開催し、議論を重ね、検討の方向性と課題を明確にすることを目的としています。また、研究会の議論は、季刊発行となる『農業と経済』秋号の特集企画に反映させたいと考えています。
・ 第2回は、日本の人々の暮らしと食料へのアクセス状態をとらえる報告をお願いしています。
報告:
1. 買い物困難者の食生活と市町村の対策 (農林水産政策研 大橋めぐみ)
2. 経済格差と家計のフード・インセキュリティ (東京大 小嶋大造)
コメンター:
古沢広祐(國學院大)、工藤春代(樟蔭女子大)、上田遥(学振特別研究員)
司会進行: 新山陽子(立命館大)
開催日時: 4月26日(月)16:00~18:00
参加方法: どなたでも参加できます、無料。
以下のURLから参加申し込みをお願いします。承認後、当日使用するZoom URLが届きます。
https://zoom.us/meeting/register/tJErduGgrzwuGNa3HSkze-J0nPYZra4LYKd6
開催者:
再創刊(季刊)『農業と経済』秋号特集企画グループと一般社団法人フードシステム研究所・京都(新山陽子代表)の連携による開催
参考情報:新・季刊『農業と経済』夏号ご案内
https://www.eimei-information-design.com/nokei
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